2019年11月15日(金)
「桜を見る会」疑惑 国会で追及
首相、重大な虚偽答弁
参院内閣委 田村議員が強調
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日本共産党の田村智子議員は14日の参院内閣委員会で、首相主催の「桜を見る会」をめぐって、安倍晋三首相が参院予算委員会(8日)で重大な虚偽答弁をしていた疑いを追及しました。
田村氏の予算委での追及に対し、安倍首相は「私は主催者としてあいさつや招待者の接遇は行うが、招待者の取りまとめなどには関与していない」と答弁していました。
田村氏は、菅義偉官房長官が13日の記者会見で桜を見る会の招待者に「首相推薦枠」があったことを認めたことを指摘。さらに、「しんぶん赤旗」日曜版がスクープした、安倍事務所が桜を見る会の参加希望者に送った案内状も示して、「首相枠として、安倍事務所がとりまとめて後援会員を招待していた。そのことを首相が知らないはずがない」とただしました。
さらに、田村氏は、安倍首相が予算委で「(後援会には)自治会等、あるいはPTA等で役員をされている方々もおられる」と功績・功労があった人々の範囲内と正当化しようとしたことについても追及。安倍事務所にツアー料金を払えば誰でも参加できる扱いだったことも示して、「これでは招待者について、どのような人物か確認しようがない」と指摘しました。
内閣官房の大西証史内閣審議官は「桜を見る会の前後に参加者が何をしていたかについては答える立場にない」と答弁。大塚幸寛・内閣府大臣官房長も、首相推薦枠について「重複がないかチェックした」というだけで、まともに答えられませんでした。
田村氏は、安倍首相の答弁について「重大な虚偽答弁だ」として、「首相本人をただしていくしかない」と強調しました。