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2019年11月18日(月)

香港区議選まで1週間

五大要求の民意示そう

立法会民主派議員が宣言

 【北京=釘丸晶】香港の区議会(地方議会)選挙(24日投票)まで17日で1週間となりました。香港メディアによると、1090人が立候補を認められ、全18区452の小選挙区すべてで民主派と親中派が争う構図です。香港立法会の民主派議員24人は17日、「五大要求の民意を示そう」と宣言を発表しました。

 区議選は、間接選挙の行政長官選挙や、直接・間接選挙が併用される立法会議員選挙と違い、一人一票の直接選挙で行われます。

 民主派は「区議選は現行制度の中で最も文明的に全市民が声を上げることができるルートであり、最も科学的に民意を数値化できる方法だ」と指摘。「独立調査委員会を設置して警察の暴力を調査し、真相を明らかにするか、警察の暴力的鎮圧を支持するのかの対決だ」と訴えました。政府への抗議運動のなかから立候補を決意した若い候補者も多くいます。

 抗議行動は先週、連日インターネットでストライキが呼び掛けられ、各地で道路を封鎖したデモ隊と警察が衝突。民主派、親中派を問わず、候補者が襲撃される事件も多発し、区議選の延期も取りざたされています。

 香港政府の張建宗政務局長は17日、「政府は、公平・公正・公開、安全、誠実な環境下で実施する」と表明。投票や開票が延期される場合として、天候の悪化や、騒乱や暴力による民衆への危害、選挙への妨害行為―の3点を挙げました。


 五大要求 (1)逃亡犯条例改定案の完全撤回(2)デモを「暴動」と定義したことの撤回(3)拘束されたデモ参加者の釈放と不起訴(4)独立委員会による警察の暴力の調査(5)真の普通選挙の実現


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