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2019年11月21日(木)

「桜を見る会」安倍首相は説明を

野党「ワンチーム」で追及

小池書記局長 ラジオ番組で語る

 日本共産党の小池晃書記局長は20日、ラジオ日本の「岩瀬恵子のスマートNEWS」に出演し、安倍晋三首相が主催する「桜を見る会」の私物化問題などについて語りました。

 小池氏は、桜を見る会について「これは決して『小さな問題』ではない。政治にとって一番大事なことは税金を公平公正に使うことだ。税金を使った公的行事を自分の選挙のために使ったのであれば政治の根本問題だ」と指摘しました。

 参院選で改選を迎える自民党議員の招待枠があったことを自民党の世耕弘成参院幹事長が認めたことについては「安倍首相の責任が一番重いが、自民党全体が選挙のために公的行事を私物化していたと言われても仕方ない」と強調しました。

 8日の日本共産党の田村智子副委員長の追及で安倍首相は「取りまとめに関与していない」と答弁したにもかかわらず、安倍事務所名で自身の支援者を招待していたことが明らかになりました。小池氏は「答弁が事実と違っていたのだから、予算委員会で説明すべきだ。野党はあらためて『ワンチーム』で追及していく」と語りました。岩瀬氏は「安倍さんはのらりくらりで説明を避けている」と感想を述べました。

 英語民間試験をめぐる萩生田光一文部科学相の「身の丈」発言について問われた小池氏は「最も公平公正であるべき入試に経済格差を持ち込むことを認めた重大発言だ」と批判。国語や数学についても、50万人超が受ける記述式の試験を公平に実施するには膨大な予算と人手が必要だとし、「それだけのお金を使うのであれば、入試よりも授業内容を充実させるために人やお金を注ぐべきだ」と述べました。

 「憲法『改正』について今後はどうか」と質問されると、小池氏は「(前回の)参院選は改憲発議に必要な3分の2を割り、急いでやることではないとの国民の審判が下った。野党は結束して改憲発議をさせないために力を合わせていきたい」と語りました。


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