しんぶん赤旗

お問い合わせ

日本共産党

赤旗電子版の購読はこちら 赤旗電子版の購読はこちら
このエントリーをはてなブックマークに追加

2019年11月23日(土)

桜を見る会 各府省の推薦名簿

府省分 黒塗り、政治家分 廃棄

政府が提出 疑惑深まる

 政府は22日、参院予算委員会理事懇談会に、今年の安倍晋三首相主催「桜を見る会」の招待者を各府省が推薦し内閣官房、内閣府に提出した名簿3954人分を提出しました。示された各府省の名簿ですら国家公務員分を除き大半が黒塗り。疑惑究明の焦点となっている政治家「枠」の推薦名簿は「廃棄した」として示されませんでした。疑惑はいっそう深まりました。

 菅義偉官房長官が20日の衆院内閣委員会で答弁した「自民党約6000人、総理約1000人、副総理、官房長官、官房副長官など約1000人」などとされる政治家の推薦名簿については、「1年未満で速やかに廃棄しているので存在しない」として示しませんでした。

 立憲民主党の蓮舫理事は会合後の記者会見で、「なぜ政治家推薦枠だけきれいに速やかに廃棄されているのか。やはり疑惑は深まった」と批判しました。野党は、廃棄された名簿についても、パソコン内にデータが残っている可能性があるとして、復元し国会に提出することを求めています。

写真

(写真)黒塗りされて参院予算委理事懇に提出された「桜を見る会」の招待者名簿


pageup