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2019年11月27日(水)

首相出席審議を拒否

与党 野党が批判 再協議に

参院予算委理事懇

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(写真)参院予算委理事懇談会。左端は山添拓理事=26日、国会内

 安倍晋三首相主催の「桜を見る会」私物化疑惑の問題で26日、参院予算委員会の理事懇談会が国会内で行われました。22日の同理事懇談会で野党が安倍晋三首相出席のもと予算委員会を開くよう参議院規則に基づいて要求した件と、会計検査院に検査を要請する議決を求めた件をめぐって協議しました。

 自民党が首相出席の集中審議の開催には応じられないとの態度を示したことに対し、野党側が「到底納得できない」と批判。与党は集中審議の開催について「持ち帰って検討する」と述べ、再協議となりました。「桜を見る会」に関する会計検査院への検査の要請決議について自民党は「前向きに応じたい」と述べました。

 日本共産党の山添拓理事は、安倍首相自らが「国会が決めれば出席する」と述べていたではないかと批判し、「委員会として呼ぶことが必要だ」と指摘。この間の審議で発覚した数々の疑惑は「安倍首相にしか答えられないものだ」と述べ、「首相が出席する集中審議が必要だ」と強調しました。

 立憲民主党の蓮舫・野党筆頭理事は理事懇後に記者団に対し、「委員長からも与党に対し『早くまとめてください』との要請があった」と述べました。


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