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2019年11月30日(土)

たい肥利用促進へ応援を

紙氏「豊かな土壌は大事」

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(写真)質問する紙智子議員=26日、参院農水委

 参院農林水産委員会は26日、肥料取締法改正案を全会一致で可決しました。同改正案は、農地における化学肥料への依存、地力の低下が進む中で、たい肥などの活用を進めるため、普通肥料と特殊肥料(たい肥)などを配合した肥料の生産を届け出により可能とするものです。

 日本共産党の紙智子議員は採決に先立つ質疑で、輸入飼料に含まれる有害物質などについて「農家の方々が安心してたい肥を使用するために表示が必要だ」と求めました。農水省の新井ゆたか消費・安全局長は「袋、包装などへの表示を検討したい」と答えました。

 紙氏は茨城県内で取り組まれている「サラブレッドたい肥エコシステムプロジェクト」の実践を取り上げ、「地域密着の環境にもやさしい循環型農業であり、たい肥の利用を促進する観点からも応援していくべきだ」と求めました。

 江藤拓農水相は「しっかり応援していきたい」と答弁。紙氏は「豊かな土壌をつくり、おいしくて栄養価の高い農作物の生産はすごく大事なことだ。日本農業を守り発展させるために探求していくべきだ」と強調しました。


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