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2019年12月2日(月)

予算超過支出が前提

桜を見る会 財政民主主義に反する

清水議員が追及

写真

(写真)質問する清水忠史議員=11月29日、衆院財金委

 財務省の角田隆主計局次長は11月29日の衆院財務金融委員会で、安倍晋三首相主催の「桜を見る会」で毎年予算額を大幅に超える支出額をめぐり、今年度予算案を国会で審議している最中に、予算案を超える支出を前提とする見積書を業者から得て準備を進めていたことについて、問題視しない姿勢を示しました。日本共産党の清水忠史議員が追及しました。

 清水氏は、今年3月14日付の業者の見積書は飲食物の提供だけで合計2191万3232円となり、「桜を見る会」全体の予算案額1766・6万円を大きく上回っていると指摘。国会が承認する前から、予算額を超える支出総額約5519万円を前提に事業を進めていた疑いが濃厚だと強調し、「財務省は忖度(そんたく)して見逃したのか」とただしました。

 角田氏は「(予算)要求に基づいて適切に対応した」と予算案の作成過程について述べるだけで、質問に答えませんでした。

 清水氏は、内閣府の行為は「財政民主主義に反する」と指摘。それを黙認する財務省に対し、「予算通りに執行することを財務省が指導しなければ、国の財政がめちゃくちゃになる」と強く批判しました。


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