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2019年12月3日(火)

河井前法相夫妻を告発

広島・市民団体 公選法の違反容疑

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(写真)会見で、河井克行前法相と妻の案里氏を公職選挙法違反などの疑いで広島地検に告発状を提出したことを報告するメンバーら=2日、広島市

 自民党の河井案里参院議員(広島選挙区)が7月の参院選で初当選した際、車上運動員に公職選挙法の規定を超える日当を支払っていた疑いがあると『週刊文春』で報じられた問題で、広島県内の有志が立ち上げた市民団体「疑惑をただす会」のメンバーらは2日、公選法違反容疑で河井氏と夫の河井克行前法相の告発状を広島地検に提出しました。告発人は、同会の呼びかけに賛同した県内の有権者計76人です。

 告発状によると、河井夫妻は出納責任者と共謀して、法定額の2倍にあたる3万円の日当を支払いながら領収書にうその記載をして県選挙管理委員会に提出したと指摘しています。

 このほか、河井前法相が有権者にジャガイモなどの物品を供与し、河井氏が複数の自民党県議らに当選祝いなどの名目で各50万円を渡していたと告発。前法相が運転手に命じ制限速度を60キロ上回る速度違反をした容疑も指摘しています。

 広島市内で記者会見した山根岩男事務局長は「(河井夫妻は)真相をみんなの前で話してほしい」と述べ、地検に対しては「法に基づいてしっかり調べ、厳重に対処してほしい」と話しました。


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