2019年12月16日(月)
富裕層課税で格差是正を
市民と野党が討論会
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市民と野党の共闘で政治を変えようと、連立政権に向けた政権構想を考えるパネル討論会が14日、東京都渋谷区で開かれ、日本共産党の山添拓、社民党の福島瑞穂両参院議員、立憲民主党の長妻昭衆院議員、国民民主党の渡辺浩一郎元衆院議員らが語り合いました。衆院東京7・9・10区の市民連合などが主催。
討論会では、富裕層などへの課税を図り、格差を是正することが急務だという点で一致しました。「消費税を5%に減税し、大企業・富裕層に応分の負担を求めるとともに、8時間働けば暮らせる社会、安心できる社会保障をつくるべきだ」(山添氏)、「所得再分配機能は先進7カ国で日本が一番弱い。所得税の累進性強化が必要」(長妻氏)、「(税金を)生活者のために使うことが、結果的に景気も回復させる」(渡辺氏)、「大企業や富裕層から税金を取る点は、みなさんと同じ見解」(福島氏)とそれぞれ語りました。
衆院選に向けた共闘について、「野党連合政権の合意、政策の合意、小選挙区での協力の合意が必要」(山添氏)、「参院選で共闘の機運が醸成された。知恵を絞っていきたい」(長妻氏)、「共闘体制を早くつくる必要がある」(渡辺氏)、「次の政治に向けた合意を、対話でできるだけ分厚くする必要がある」(福島氏)と語りました。
れいわ新選組の山本太郎代表がビデオメッセージを寄せました。