2019年12月18日(水)
被爆者に見舞金届ける
広島県原水協 原爆養護ホーム訪問
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広島県原水協は17日、広島市内の原爆養護ホーム「舟入むつみ園」と「矢野おりづる園」を訪れ、全国から寄せられた被爆者への年末見舞金と、「いわさきちひろカレンダー」を届けました。高橋信雄代表理事、県被団協の佐久間邦彦理事長らが訪ねました。
舟入むつみ園で高橋氏は「二度と自分と同じような思いをさせない、核兵器を使用してはならないというみなさんの訴え続けられたことが力になって、核兵器禁止条約が採択されました。現在、批准した国は34カ国に広がっています」と報告。「一日も早く条約が発効し、みなさんの思いが実現するよう『ヒバクシャ国際署名』の取り組みも頑張ります」と話しました。
入所者の女性(78)が代表してお礼をのべた上で、「核兵器禁止条約が発効する50カ国に早く達成してほしい。頑張ってください」と訴え、和紙で手作りした小物入れとしおりをプレゼントしました。
矢野おりづる園では佐久間氏が「お元気でいい新年をお迎えください」とあいさつし、入所者を激励。女性(95)らは「ありがとうございます」と笑顔で応えました。