しんぶん赤旗

お問い合わせ

日本共産党

赤旗電子版の購読はこちら 赤旗電子版の購読はこちら
このエントリーをはてなブックマークに追加

2019年12月23日(月)

北海道でも「不自由展」

多彩な表現 各地から市民

写真

(写真)「平和の少女像」を見る長屋いずみ日本共産党札幌市議(右)=21日、札幌市

 「あいちトリエンナーレ2019」で「平和の少女像」などを展示した「表現の不自由展・その後」が一時中止にされた問題で、北海道でも表現の自由を守っていこうと、「北海道表現の自由と不自由展」(同実行委員会主催)が21日、札幌市で開かれました。

 ミニチュア版「平和の少女像」をはじめ、安倍首相の街頭演説中に北海道警察が市民のヤジを強引に排除した事件を告発した動画の上映、先住権と自決権についてアイヌの人たちと話し合うコーナーと、さまざまな工夫をこらして表現の自由の大切さを訴えました。道内各地から市民がどっと訪れました。

 日本軍「慰安婦」の証言をじっくり読んでいたのは、“北海道のど真ん中”新得町の男性(31)。「『慰安婦』は韓国との間の問題だと思っていたけど、他の国に犠牲者がいると知りました。事実は覆せない。日本政府は謝るべきです」と語気を強めます。

 「市民を警官が寄ってたかって排除するなんてとんでもない」と北区の女性。「あんなうそつきの首相に憲法変えさせたら大変なことになるのは目に見えている」といいます。

 「演説を聞いて納得できなかったらヤジを飛ばすのは当たり前でしょ」と厚別区の男性(67)。「安倍の顔も見たくない。『桜を見る会』など、やることなすことみんなおかしい」と語りました。


pageup