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2019年12月25日(水)

核兵器禁止条約署名を

カトリック司教協議会

 日本カトリック司教協議会は、11月のフランシスコ・ローマ教皇の訪日を受けて、安倍晋三首相に核兵器禁止条約への署名と批准の実施を要請することを決議し、要請書を発表しました。要請書は12日付で、髙見三明日本カトリック司教協議会会長・カトリック長崎大司教名で出されました。23日付でカトリック中央協議会ホームページに掲載されました。


首相に迫る決議

 要請書は、「教皇は被爆地長崎と広島で極めて意義深い平和メッセージを発信されました」とのべ、「核兵器は、今日の国際的また国家の安全保障への脅威に関してわたしたちを守ってくれるものではない」などと訴えたと紹介。「『核兵器から解放された平和な世界』を実現するために、カトリック教会も『核兵器禁止条約を含め、核軍縮と核不拡散に関する主要な国際的な法的手段』を支持します」と表明しています。

 そして「被爆者をはじめ国内外の無数の人々は、唯一の戦争被爆国である日本が核兵器廃絶に関して国際社会をリードすることを期待しています。それに応えるためにも、『核兵器禁止条約』への署名および批准に対してご英断を下されるよう要請いたします」と結んでいます。


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