2019年12月27日(金)
秋元議員の逮捕説明へ
与野党 1月早々に実施を合意
立憲民主党の安住淳国対委員長は26日、国会内で自民党の森山裕国対委員長と会談しました。両氏は、来年1月6日の週に、衆院内閣委員会に対し、カジノ誘致をめぐる収賄容疑で逮捕された秋元司衆院議員(自民党を離党)の案件について法務省幹部が説明する方向で合意しました。
野党は25日、与党側に対し、カジノ利権の闇を究明するために、衆参の内閣委員会の閉会中審査を要求していました。
森山氏は野党が要求していた閉会中審査に応じない考えを伝える一方、衆院内閣委員会の理事懇談会を年明けに開き、法務省幹部から説明を受けることを提案しました。安住氏は閉会中審査を「27日に開くべきだ」と重ねて主張しましたが、森山氏は「準備に時間がかかる」として難色を示しました。
安住氏は会談後に記者団に対し、秋元氏の事件の関係先とみられる白須賀貴樹衆院議員(自民党)と勝沼栄明前衆院議員の(同)の地元事務所が、それぞれ東京地検特捜部に家宅捜索されたことにふれ、「これはもうIR(統合型リゾート)疑獄ではないか。それ相応の態勢を組んで本格的な追及を始めたい」と語りました。
安住、森山両氏は、来年1月20日召集予定の通常国会に向け、同月10日に与野党の国対委員長会談を開くことで合意しました。