2020年1月7日(火)
新基地断念強く求める
沖縄 デニー知事 年頭あいさつ
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玉城デニー沖縄県知事は6日、県庁で年頭あいさつを行い、米軍普天間基地(同県宜野湾市)の早期閉鎖・返還や運用停止を含む「一日も早い危険性の除去」と、安倍政権が強行する同県名護市辺野古の米軍新基地建設の断念を、「政府に強く求めていく」と改めて強調しました。
日米地位協定の抜本的な見直し、基地の諸問題の解決に向けて「全力で取り組んでいく」と述べました。
デニー知事は「できるだけ早い時期に、子どもの権利を尊重し、虐待から守るための条例を制定し、子どもが健やかに成長することができる社会を実現する」と訴えました。
子どもの貧困対策にもつながる県民所得の向上や正規雇用の拡大、雇用の質の改善などを「積極的に進めていく」と語りました。「沖縄らしい優しい社会の構築」「誇りある豊かな沖縄の実現」を、改めて掲げました。
昨年10月に正殿などが全焼した那覇市の首里城について国や同市など関係機関と連携し「一日も早い復旧・復興に挑み続ける」と強調しました。
今年が戦後75年の節目であることを示し「戦争の不条理さと残酷さを、身を持って体験した県民」の平和への思いを国内外に発信する、さまざまな取り組みを実施することを表明しました。