2020年1月13日(月)
京都の景観 全力で守る
市長選へ「ネット」宣伝 福山氏が力込め
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京都のまちこわしを許さないと昨年結成された「これでいいのか京都ネット」が12日、京都市長選(19日告示、2月2日投開票)にあたって、市政転換を訴える街頭宣伝を京都市内の繁華街3カ所で行いました。
同ネットが呼びかける「京都を愛するアピール」賛同者の一人として、弁護士の福山和人氏が参加しました。
南禅寺・無鄰菴(むりんあん=左京区)の景観を破壊するホテル建設に反対する「南禅寺・岡崎の景観と住環境を守る会」共同代表の東村美紀子氏、仁和寺(にんなじ=右京区)門前でのホテル建設計画に反対する「世界文化遺産仁和寺の環境を考える会」共同代表の桐田勝子氏、元植柳(しょくりゅう)小学校跡地へのホテル建設計画の撤回を求める「植柳校跡地問題を考える会」世話人の大屋峻氏、同ネット呼びかけ人の中島晃弁護士が訴えました。
福山氏は、ホテル建設を「住民の意思」だとして言い逃れようとする現職の門川大作市長を批判。「ホテル建設計画はいったん凍結して、一部の住民だけでなく、住民の総意を聞き、合意を得て進めるべきだ」と強調しました。
高さ規制の緩和を進める現市政に対して「そんなことをすれば投機マネーでさらに地価が高騰する。さらに若者が住めない町になる」と指摘。「京都が京都でなくなってしまってから慌てても遅い。京都の景観を全力で守る」と力を込めました。