2020年1月17日(金)
日本共産党第28回大会 来賓あいさつ
全国商工団体連合会会長 太田義郎さん
共闘 業者の要求実現の道
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民主商工会・全国商工団体連合会を代表してごあいさつします。
私たちは「平和でこそ商売繁盛」の方針をかかげています。
十五年戦争で中小業者の3分の2は、国の政策で廃業させられ、商売の自由がなく、家も財産も人も取られて町は焼け野原になりました。「もう戦争は嫌だ」ということが背骨になっています。
1950年代に「原爆マグロ」の問題で魚の取引が打撃を受け、おすし屋さんが商売できない時代でした。「核実験に断固反対だ。汚染マグロは嫌だ」、という声が、「原水爆禁止世界大会」合流へのきっかけになりました。
私たちの行動や考え方には「三つの理念」があります。第一に私たちの運動は道理と倫理性、正義がある。第二に中小業者全体は団結する。第三にあらゆる階層との団結こそ中小業者の要求実現ができるという考えです。
全商連の総会で集約された人間生活に必要な要求は500から600です。これは先の参議院選挙での市民と野党の13項目の政策合意とほとんど一致しています。全野党と市民の共闘こそ要求実現の道です。野党結集の大黒柱の日本共産党は草の根の力があります。全地域でともにたたかっていく方向をめざしたいと思います。