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2020年1月25日(土)

都、カジノ調査費1000万円

20年度予算案 汚職さなか誘致検討

 東京都は24日に公表した2020年度都予算案に、カジノを中核とする統合型リゾート(IR)誘致の調査費1000万円を計上しました。秋元司・元内閣府副大臣がカジノ汚職で逮捕され、大問題になっているにもかかわらず、カジノ検討に固執する小池百合子知事の姿勢に批判があがっています。

 20年度の調査費はカジノを所管する都港湾局が計上したもの。本紙の取材に対し、同局はカジノ汚職事件の影響を認め、「国のIR(解禁)のスケジュールがわからないので、調査内容は確定していない」としています。

 都がカジノ調査費を計上したことに対し、日本共産党都議団の和泉なおみ幹事長は24日、「カジノ誘致をめぐり担当副大臣であった東京都選出の現職国会議員が贈収賄で逮捕されるなど、一大汚職事件になろうとしているなかで、小池知事が引き続きカジノ誘致の調査検討予算を計上したことは許されない」と批判しました。

 都は12年度以降、毎年カジノ調査を実施して計6566万円を支出、IR候補地を臨海副都心青海地区に絞り込んでいます。


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