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2020年1月26日(日)

新型肺炎 中国死者41人

欧州・豪州でも感染初確認

 【北京=釘丸晶】中国全土で感染が拡大している新型コロナウイルスによる肺炎の死者は25日昼までに41人になりました。確認された感染者数はすでに1300人を超えました。中国本土以外の欧州・豪州でも初めて感染者が確認されるなど、世界的に感染が広がっています。

 中国の死者41人のうち39人は発生地の武漢市のある湖北省。ロイター通信によると、武漢市で新型肺炎の患者に対応していた耳鼻咽喉科の医師(62)が25日午前に亡くなりました。

 25日昼までに、香港で5人、オーストラリアで4人、フランス、マレーシア、日本で各3人、ネパールで1人など感染確認が相次いでおり、中国本土以外の感染者数は38人に達しています。

 23日から公共交通機関の運行が停止されている武漢市は25日、許可を受けた輸送車や公用車以外の通行を26日から市中心部で禁止すると発表。その代わりとして無料のタクシー6000台の手配を始めました。

 また、武漢市内で増加する患者に対応するため、中国人民解放軍は上海、重慶、西安から医療チーム450人を同市に派遣し、25日から応急手当てなどを開始。国家衛生健康委員会も同日、合計1230人の医療チームを組織し、支援に向かわせました。


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