2020年1月27日(月)
京都市長選 現職陣営
フェイク発言 保育所詰め込み認めず攻撃
京都市長選(2月2日投票)で、「つなぐ京都2020」は25日、福山和人候補(58)がツイッターで保育所の待機児問題をめぐって「そもそも1882人も定員外で詰め込んでいる」と発信したことに対し、現職候補がツイッターで「真っ赤なウソ」と述べた問題についてコメントを発表しました。
福山候補は、現職が「6年連続、待機児童ゼロ」と宣伝していることに、市当局の資料(昨年10月1日現在)も示して「潜在的待機児童は1259人もいるし、そもそも1882人も定員外で詰め込んでいる。保育所の増設と保育士の配置基準・処遇の改善が焦眉の課題だ」と主張。これに、現職は「真っ赤なウソ」と述べた上で「当然面積は国基準を厳守」と“反論”しました。
この現職のツイッターについて、「つなぐ京都2020」は「待機児童ゼロを描くために定員超過を容認する市政運営は問題だ」「国基準がどうであれ、定員を超えて詰め込んでいる事実は認めるべきだ」と批判。
福山候補も再度、「京都市自身のデータに基づくもので、ウソではない」と指摘し市当局の資料を示しましたが、現職はいまも何も答えていません。
現職は、京都新聞の紙上討論で、福山候補の「すぐやるパッケージ」に「200億円足らない」と難癖をつけたものの、いまだにその根拠を示さないまま。福山候補は「『200億足りない』発言に続くフェイク発言。選挙の公正を害するものに市長の資格があるか」と述べています。