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2020年1月30日(木)

補正予算案 軍事費巨額

衆院本会議 藤野氏が反対討論

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(写真)反対討論に立つ藤野保史議員=29日、衆院本会議

 2019年度補正予算案は28日夜、衆院本会議で自民・公明両党、日本維新の会の賛成多数で可決され、参院に送付されました。地方交付税法改定案など補正予算関連法案は日本共産党を除く賛成多数で可決され、家畜伝染病予防法改正案は全会一致で可決しました。

 補正予算案の採決に先だって日本共産党の藤野保史議員が反対討論しました。「桜を見る会」疑惑では、税金を使った公的行事を利用して首相の地元有権者を接待する私物化や公選法違反が問われていると指摘。質疑で疑惑は深まったとして、カジノ汚職とともに徹底究明を求めました。(討論全文)

 補正予算にかかわって、災害対策の予算は当然であり、必要だと強調し、被災者生活再建支援法の抜本改正を求めました。

 藤野氏は、予算案の最大の問題は巨額の軍事費だと批判。補正予算案に盛り込まれた軍事費は4287億円で、その9割は兵器購入の分割払いの前倒しだと指摘し、「将来の財政を圧迫し、国民生活に必要な施策ができなくなる」として、容認できないと表明しました。

 さらに、消費税増税による悪循環を加速させると指摘。経済対策として、4・4兆円もの国債を追加発行することは消費税増税を吹き飛ばす規模であり、使い道は新規大型開発が目白押しだと告発しました。

 格差是正、くらし応援の政治にむけて、税金の集め方・使い方を根本的に改めるよう強く求めました。


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