2020年2月14日(金)
米軍ヘリ墜落に抗議
全会一致決議 同型機飛行中止を
沖縄県議会本会議
沖縄県議会が13日開会し、本会議で、先月25日に沖縄本島東の沖合に米海軍MH60ヘリコプターが墜落した事故について厳重に抗議し、安全対策や再発防止策が講じられるまで「同型機の飛行訓練を中止すること」を日米両政府に強く要請する決議・意見書を、全会一致で可決しました。
決議・意見書は、直近の5年間で同様の海上事故が繰り返されていることを指摘。日常的に米軍基地と隣り合わせの県民に大きな不安を与え、米軍の安全管理体制についても「不安や不信感は増幅するばかり」だと強調しています。
相次ぐ事故について「断じて容認できるものではない」と批判し、原因の徹底究明とその結果の公表、訓練空域・水域の抜本的見直しの速やかな実現を求めています。米軍が同県伊江村でのパラシュート訓練中に物資を民間地に落下させた先月29日の事故についても、抗議の意思を示しています。