2020年2月25日(火)
「声届け」リニア反対デモ
山梨・甲府
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リニア中央新幹線の工事をすすめるJR東海に抗議する「みんなで叫ぼう!リニアはいらない」と題する集会とデモ行進が24日、甲府市で開かれました。
リニア計画の中止を求める沿線住民の会や環境保全のために活動する団体などでつくる実行委員会主催で約120人が参加しました。
同会代表の川村晃生慶応大学名誉教授があいさつし「リニア工事全体の状況がJR東海にとって都合が悪い方向になってきた。山梨でも沿線住民の反対運動が広がっている。みんなの抗議の声をJR東海にあげていこう」と訴えました。
沿線住民の会代表らがリレートーク。南アルプス市の代表は「リニアによる騒音被害、日照権の問題は生存権に反する」と批判し、「JR東海は住民の意見を聞け」と語りました。甲府市の代表は、甲府市議会でJR東海と山梨県に騒音対策を求める意見書が否決されたことを批判。「リニアを観光資源として防音フードをつけろと言えないのか。住民の声を届ける運動を連帯して続けていきたい」と話しました。
集会後、参加者はJR東海山梨工事事務所までデモ行進し、「JR東海はリニアの工事を中止せよ」とする抗議声明を確認。同事務所に送付しました。