2020年3月14日(土)
核廃絶 運動発展に全力
世界大会NY中止受け原水協
原水爆禁止世界大会ニューヨークの中止を国際企画委員会が決定したことを受けて、原水爆禁止日本協議会(日本原水協)の安井正和事務局長は13日、今後のとりくみを呼びかける文書を発表しました。
「新型コロナウイルスの感染拡大により、NPT(核不拡散条約)再検討会議にあわせて準備されてきた原水爆禁止世界大会ニューヨークが中止となったことは本当に残念です」とのべています。
「世界大会ニューヨークには大きな期待と支持が寄せられ、代表派遣を軸に積極的な活動が発展しつつありました」と指摘。「私たちは、これを力に、『世界大会のよびかけ』が目標にかかげた『核戦争を阻止し、核兵器の全面禁止・廃絶を達成し、世界の被爆者の援護と連帯』のための運動をさらに発展させる」としています。
「核兵器廃絶の世論結集がいっそう重要になっていることに変わりはありません」とした上で、「ひきつづき、さまざまな形で国際的な運動の発展に尽力していきます」と表明。
被爆75年となる8月の原水爆禁止世界大会(広島・長崎)をめざして、5月から始まる国民平和大行進、秋の国連総会をゴールとする「ヒバクシャ国際署名」、日本政府に核兵器禁止条約への調印・批准を求める自治体意見書決議の共同のとりくみを呼びかけています。