2020年3月18日(水)
朝市“客足ぱったり”
北海道函館 畠山氏が終日要望聞く
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函館山からの夜景や五稜郭、イカなどの海鮮を求めて年間約530万人の観光客が訪れる北海道函館市。日本共産党の畠山和也前衆院議員は16日、新型コロナウイルス感染症の影響について函館朝市や宿泊業関係者らから終日、要望を聞いて回りました。
朝市内のフードコート。正午すぎなのに客はまばら。「免税」が売りの大手ドラッグストアは「営業休止」の紙を張っていました。
「地元の者は簡単に閉店できない」と話すのは朝市でラーメン店を営む男性。「春節のころ、台湾やタイからの観光客は来ていたけど、2月の札幌雪まつりから外国人客はぱったり。道知事が出した『緊急事態宣言』で国内の客も途絶えた」と肩を落としました。
朝市協同組合連合会の松田悌一事務局長は「個店の発送料を組合で支援する特別セールを検討している」。
函館ホテル旅館協同組合の遠藤浩司理事長と函館湯の川温泉旅館協同組合の川崎研司事務局長との懇談では、「ホテル客は5割減。日韓関係の悪化、消費税増税に新型コロナ。二重三重に打撃」「雇用を継続したい。解雇したら回復した時に雇える保証はない」と口々に話しました。
「雇用調整助成金とセットでつなぎ融資が必要です」と畠山氏。「国内消費回復のために、消費税減税へ野党の共闘を強めていきたい」と応じました。本間勝美党函館地区副委員長が同行しました。