2020年3月26日(木)
新型コロナ 各地で取り組み
岡山 無観客の児島競艇場従業員
休業補償6割を実現
自治労連
新型コロナウイルスの影響で児島競艇場(岡山県倉敷市)が無観客開催となり、約100人の従事員がほぼ2カ月無収入になりそうだった問題で、児島競艇場従業員組合(自治労連岡山県本部加盟)の取り組みで6割の賃金補償と勤務2日確保を実現しました。
児島競艇場の従事員は、舟券販売や場内サービスを担い、臨時的任用で賃金も交通費も日額支給です。
2月28日から無観客レースとなり、一部をのぞき勤務がなくなりました。今後のレースのスケジュール次第で、ほぼ2カ月無収入になる危険がありました。
組合側は、無観客とはいえ、場外やインターネットの舟券販売で収入はあることなどを指摘し、休業補償を求めました。
その結果、3月いっぱいの取り扱いについて、もともとの勤務日は基本賃金の6割の休業手当を出すこと、新たなレースが始まる3月24、25両日は出勤し、清掃や観客受け入れ再開の準備を行うことになりました。
組合員からは、「2カ月も収入がなくなるのかと途方にくれていたが、休業補償が出てよかった」「自分には出勤業務があったが、無収入になる仲間を守れてよかった」などの声が出されています。