2020年3月27日(金)
20年原水爆禁止世界大会
形態変え開催 検討
コロナ対応
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原水爆禁止世界大会実行委員会は26日、東京都内で開いた運営委員会で、新型コロナウイルス問題と2020年世界大会について議論し、従来通りではない形での開催を検討することを決めました。具体的規模や形態はさまざまなアイデアをもとに検討します。
高草木博運営委員会代表は、コロナウイルス感染者が世界で40万人を超えるなかで、海外代表や国連代表が日本への入国ができない可能性があり、これまでと同じやり方で世界大会が開けない場合を想定しなければならないと語りました。
その上で世界大会は核兵器の現状、核兵器廃絶の全国的・国際的な課題を明らかにし、共同の方向を示してきたと指摘。被爆国の運動として、世界が最大関心事としている問題に核兵器の廃絶を結び付けながら、国際政治に解決方向を提起することは重要な役割だと強調しました。
8月の世界大会をオンライン化することも検討していきたいと述べました。
国民平和大行進について、各都道府県で行進の規模や形態を工夫しながら行うことが報告されました。
コロナ対策で集会や会議が開けないなかでも知恵を出しあい運動を進めることを確認。原爆組み写真を核保有国や「核の傘」にある国に送ることや、新聞への意見広告、国際電話会議の中継などの企画を出し合い検討することになりました。