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2020年4月6日(月)

コロナ停戦 70カ国支持

国連総長訴え

 国連のグテレス事務総長が3月23日に「世界のあらゆる場所での即時停戦を呼び掛ける」と訴えたことに対し、これまでに国連加盟の約70カ国をはじめ市民社会のネットワーク・組織などが支持を表明しています。グテレス氏が3日の記者会見で明らかにし、「COVID―19(新型コロナウイルス感染症)とたたかうには平和と団結がどうしても必要だ」と強調しました。

 グテレス氏は「今の世界でたった一つのたたかいは、新型コロナ感染症に対する共通のたたかいだ」と改めて指摘。「地球的規模の停戦の呼び掛けは世界中で共感を呼んでいる」と述べました。

 一方、呼び掛けへの「支持を表明することと実際に行動することとの間には大きな隔たりがある」と表明。停戦の実現には困難が伴うと認めながら、「活発な外交努力が必要だ」「銃を沈黙させるため、平和を求める声を上げねばならない」と強調しました。

 シリアやリビア、アフガニスタンでの感染拡大の状況と停戦に向けた努力に触れ、すべての紛争当事者に対し「停戦が現実のものとなるよう、可能なことはすべてやる」よう強く求めました。

 「新型コロナ感染症の嵐はあらゆる紛争の現場に近づきつつある」と警告。「打ち勝つためにあらゆるエネルギーを注ぎこまねばならない」と訴えました。


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