2020年4月25日(土)
首里城復興へ基本方針
沖縄県 歴史まちづくり推進
沖縄県の玉城デニー知事は24日の県庁での定例記者会見で、昨年10月31日未明の火災で主要建造物が全焼した首里城(那覇市)の再建・復興に向けた基本方針を発表しました。デニー知事は「県民が未来に向かい、希望を持って歩んでいけるよう取り組みを進めていく」と決意を述べました。
基本方針は、首里城の早期復元と復元過程の公開や防火設備・施設管理体制の強化など9項目に及びます。
首里城公園と周辺地域での文化資源や、かつての街並みを段階的に整備するなどの「歴史まちづくり」を推進。太平洋戦争末期の沖縄戦の悲惨な実相を伝えるため、首里城地下にある旧日本陸軍(第32軍)司令部壕(ごう)などの保存・継承も盛り込んでいます。
県は、基本方針を具体化する施策等を盛り込んだ「基本計画」を今年度中に策定する予定です。