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2020年4月30日(木)

生放送!とことん共産党

フラワーデモ1年 コロナとジェンダー考える

ゲスト 北原みのりさんと小池書記局長

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(写真)「とことん共産党」で語り合う(左から)小池、北原、朝岡の各氏

 日本共産党のインターネット番組「生放送! とことん共産党」は28日、ゲストとしてウェブ参加した作家・フラワーデモ呼びかけ人の北原みのり氏と、小池晃書記局長が「フラワーデモから1年 いま考える新型コロナとジェンダー」について語り合いました。司会は朝岡晶子氏。

 二つの会社を経営し、社員20人を抱える北原氏は、新型コロナウイルスの感染拡大で、社員の休業手当を保障するため雇用調整助成金を活用しようとしたものの、「いまだに申請もできない状況が1カ月続いている」と語りました。

 小池氏は「手続きの複雑さだけでなく、休業手当を出さなければ助成金が下りない制度がおかしい。スピードも規模も、今までとはケタ違いのものでなければならない」とのべました。

 10万円の現金給付が世帯対象のため、DV被害の女性が給付を受けられない恐れに直面するなど、コロナ禍において、日本のジェンダー格差による多くの問題が、浮き彫りになっている事態に話題が集中しました。

 昨年4月、北原氏らが呼びかけて始まり、その後全国に広がったフラワーデモの話題になりました。北原氏は、フラワーデモを始めたのは、昨年3月に相次いだ性暴力の無罪判決に対して「おかしい」と声を上げた人たちの訴えを聞き、集まりたいと思ったからとのべ、「韓国の元『慰安婦』を支える運動のように、性暴力被害者に対して『With You あなたの声を聞きます』という力が必要だと思った」と話しました。

 全国で上がった声が、福岡、名古屋両高裁で無罪判決を覆すことにつながり、「1年でここまで変えられたということが本当にうれしかった」と振り返った北原氏に、小池氏は自らがフラワーデモに参加したときの思いを、「被害者の訴えをじっと聞いて、人生観が揺さぶられる感じがありました」と語りました。

 小池氏は、問題だらけの安倍政権のコロナ対策に対して、中堅企業の経営者からも「自民党にもう愛想がつきた、何とかしてくれ」などの声がいくつも寄せられていると紹介。「コロナ収束後は、別の新しい日本をつくりましょう」とのべると、北原氏は「本当にそうです。あきらめないでやっていきたい」と応じました。


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