2020年5月2日(土)
第2次補正の検討を
政府・与野党連絡協 田村氏求める
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新型コロナウイルス対策を協議する政府・与野党連絡協議会が1日、国会内で開かれました。日本共産党の田村智子政策委員長は、補正予算には、医療機関がひっ迫化しているもとで、とりわけ新型コロナウイルス感染者を受け入れるほど赤字になる事態への補填(ほてん)がないとして、第2次補正予算案での検討も含めた対応を求めました。立憲民主党、国民民主党などの共同会派が要望事項を配布し、実施を求めました。
田村氏は中小業者やフリーランスむけの持続化給付金について、昨年開業した事業者は対象としたものの、今年開店した新規事業者は対象になっていないと指摘し、改善を求めました。
前日の参院予算委員会で質問したすべての会派が取り上げた学生支援について田村氏は、学費負担への支援や、アルバイトがないもとでの生活支援が必要だと主張。与野党を超えて支援が必要との方向で一致しました。
また連絡協議会では、同日開かれた専門家会議の内容が内閣府から報告されました。
協議会後に会見した田村氏は第2次補正予算案について問われ、「すぐに必要だ」として、今後不足する分野での財政措置、とりわけ医療分野では数兆円規模が必要になると強調しました。