しんぶん赤旗

お問い合わせ

日本共産党

赤旗電子版の購読はこちら 赤旗電子版の購読はこちら
このエントリーをはてなブックマークに追加

2020年5月3日(日)

コロナ対策 補正予算 各地で成立

業者や医療機関支援

千葉県議会

 臨時千葉県議会が4月30日開かれ、新型コロナウイルス感染症に係る130億円の補正予算を全会一致で可決・成立しました。休業で売り上げが前年比50%以上減の中小企業、個人事業主への最大30万円支給、中等症患者向けの臨時医療施設開設を計上しました。

 日本共産党の、みわ由美県議は「売り上げ5割以上減では、固定費が重く、休業要請に応えられない。1回でなく3カ月単位で支給を」と要求。田中剛商工労働部長は「国の支援制度に併せて活用を」と答弁しました。

 また、▽感染者対応の医療機関への県独自の財政支援▽大幅減収病院、開業医への補償▽PCR検査センターを九つの2次医療圏に1カ所設置することを要求。渡辺真俊保健医療担当部長は「PCR検査センターは医師会などと連携して設置する」と答えました。

 みわ氏は「県のコロナ対策は国庫頼み。お金も人も知恵もコロナ対策に集中する県政運営にきりかえるべき」だと強調。PCR検査センター設置と患者を受け入れる40病院の赤字補填(ほてん)で270億円程度必要との試算を示し、「不要不急な事業凍結や起債」を提案。森田健作知事は「国が責任をもって確保するよう要望する」と述べるにとどまりました。


pageup