2020年5月17日(日)

水際対策など強化へ

デニー知事　「宣言」解除で新方針

　政府が１４日に新型コロナウイルス感染症拡大防止のための緊急事態宣言を沖縄など３９県で解除したことを受け、沖縄県の玉城デニー知事は県庁で１５日、県の新たな方針を発表しました。

　デニー知事は県独自の緊急事態宣言も１４日に解除したことを明らかにし、県民の協力に感謝を述べました。「チムグクル（真心）とユイマール（支え合い）の精神を持って、一人ひとりが持続的な感染予防対策に取り組んでいけば、沖縄らしい新たな生活スタイルをつくっていける」と語りました。

　１４日から一部解除した休業要請の全面解除は２１日。来県や県外への移動自粛要請は３１日までとします。緊急時を除く沖縄本島と離島間の渡航の自粛要請は当面維持し、各離島市町村の意向をふまえて対応します。

　水際対策については、県内空港到着ロビーへのサーモグラフィー設置やチラシ配布など注意喚起を実施。発熱や体調不良の旅行者を探知した際には早期にコールセンターで相談を受け、必要に応じてＰＣＲ検査につなげる体制を構築するなど、強化するとしています。