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2020年5月21日(木)

コロナ対策 県議会が意見書・条例

医療従事者の支援基金創設 静岡

 静岡県議会は20日、新型コロナウイルス対策に携わる医療従事者を支援する基金創設に関する議員提案の条例を全会一致で採択しました。

 医療従事者支援として、入院患者を受け入れた病院には患者1人あたり100万円(定額)を入院日以降に支給。帰国者・接触者外来を設置している病院には1病院あたり20万円(定額)を外来設置日以降に支給。いずれも担当医療従事者への手当などとなっています。

 財源は同議会で設置した「新型コロナウイルスに打ち勝つ静岡県民支え合い基金積立金」。目標額は3億円です。全県議議員報酬と政務活動費の各1割を10カ月間削減。新型コロナの影響で実施のめどがたたない県外や海外視察の経費などを減額して計1億2700万円を充てます。さらに個人、企業にも寄付を募ります。

 日本共産党の鈴木節子県議は「最前線で自分と家族のリスクを承知で従事していただいている医療従事者に対する危険手当が不十分でした。感謝と敬意の意を表する形としては一番わかりやすい。議員提案としては意義があると思います。削減対象は議員だけ。職員給与には絶対に波及させない」と話しています。


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