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2020年5月21日(木)

感染の恐怖と隣り合わせ

心身とも疲弊 緊急支援を訴え

大阪医労連

 大阪医療労働組合連合会(大阪医労連、廣田智美委員長)は20日、大阪府庁で記者会見し、新型コロナで医療現場はひっ迫しているとして、「医療崩壊」を止める緊急支援を訴えました。

 大阪医労連は医療現場の看護師、技師、ケアマネジャー、ヘルパー、薬局や経営者から聞き取り。それによると、最も感染リスクが高く「行ってはいけない場所」に毎日通勤するのが「こんなにしんどいのかと実感する」など感染の恐怖と隣り合わせの中、医療労働者が心身ともに疲弊している実態が浮き彫りになりました。高齢者や子どもに感染させてはいけないと不安をかかえ、常に人員不足とマスク、防護服などの不足に直面。政府・厚生労働省は「病院の病床数削減や再編・統廃合」を今すぐ撤回すべきだと訴えています。

 病院経営も深刻で「外来、入院とも大幅減。手術は緊急のみ。健康診断も中止のため大幅な減収」となり、地域を守る医療・介護事業所倒産の危機にも直面しています。

 行政への要望では「減収に見合った補助金を支給してほしい」をはじめ「税や社会保障負担、公共料金等の減免をおこなってほしい」などの声が強くありました。また、医療機関同士をつなぐネットワークの構築が必要で、保健所機能の強化を切望しています。


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