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2020年5月26日(火)

コロナ禍と「赤旗」

「文化・芸能の灯を消すな」

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 公演やライブが中止になり収入が途絶え、文化・芸能が存続さえ危ぶまれるなか、補償や文化芸術復興基金の創設を求める運動が急速な盛り上がりを見せています。「しんぶん赤旗」は紙面で関係者の「文化・芸能の灯を消すな」という切実な訴えを伝えてきました。

 3月12日に劇作家・演出家の平田オリザさんの「文化の公共性に目を向けて/『我慢しろ』ですませないで」というインタビューを載せたのをはじめとして、落語家の立川談四楼、映画監督の森達也、劇作家・演出家の中津留章仁、永井愛、指揮者の曽我大介、大野和士、狂言方能楽師の茂山千之丞、日仏シャンソン協会の加藤修滋、ミニシアター支配人の北條誠人、前進座俳優の藤川矢之輔の各氏らが登場。

 フリーランスや関係団体の会見や日本俳優連合などの実情調査のアンケート結果、ホリプロ社長の堀義貴さんらエンターテインメント業界の集会での発言も詳しく報道。「ミニシアター守れ」や独立系映画配給会社の動きも励ましてきました。

社会の正気保つために

こまつ座代表 井上麻矢さん

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 新聞と演劇は、社会の正気を保つために必要です。そのアナログな作り方からいっても、それ程に新聞と演劇は似ているところがあると思うのです。

 「しんぶん赤旗」は政府が間違ったことをしていないか、私たち生活者の目線で主体的に見ていくために、そして国家を見張るために、欠かせないものです。いま芸術・文化を守ろうと多彩な人たちが垣根を飛び越えて紙面に登場し、多面的な目線を取り入れていることにも注目しています。今後の日本社会で担うべき責務はますます大きくなります。期待しています。


医療現場の実態に迫る

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(写真)新型コロナ患者の治療にあたる町医者の奮闘を報じた「赤旗」(1日付)

 新型コロナウイルスとたたかう医療現場の厳しい現状と、政府対応の問題点を伝えてきました。

 「院内感染防げ 最前線の奮闘」(2日付)では救急医療を担う拠点病院のコロナ患者受け入れの実情を報告。「医療崩壊防ぎたい 町医者頑張る」(1日付)では、都内の診療所が感染疑いのある軽症患者の診察をしていることを紹介しました。

 同時に、「感染怖い帰宅せず車中泊も」(13日付)、「防護服不足深刻」(4月28日付)など、衛生資材の不足と人員不足のなか、感染リスクを抱えながらも奮闘している医療従事者の姿を伝えるとともに、国や自治体による財政支援や労働環境の改善を、紙面を通じ訴えてきました。

 PCR検査の問題点と拡充の必要性も繰り返し伝えてきました。たらい回しにされ、受診が遅れた20代女性の話(5月15日付)と検査の要となっている保健所が人手不足でコロナ対策に忙殺されている現状を告発(18日付)しました。

現場の生の声を伝える

全日本民主医療機関連合会会長・埼玉協同病院院長・医師 増田剛さん

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 「赤旗」は医療の現場の困難や国民の要求を伝えていますね。コロナ禍で圧迫されている国民生活の本当のつらさ、現場の生の声をきちんと伝えることは「赤旗」の役割だと思います。

 自公政権による公的医療抑制政策により、少なくない医療機関が赤字経営を余儀なくされ、医療従事者は犠牲的過重労働を強いられてきました。しかし今回のコロナ禍で、このままでは、いざというときに医療機関は対応できないと痛感しました。医療をしっかり支える政策に転換させるべきです。


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