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2020年6月2日(火)

新基地やめコロナ対策

オール沖縄会議など防衛局要請

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(写真)沖縄防衛局の田中局長(左端)に要請書を手渡す「オール沖縄会議」の高里共同代表(中央)=1日、沖縄県嘉手納町

 沖縄県名護市辺野古の米軍新基地建設に反対する「オール沖縄会議」と同県選出の野党国会議員でつくる「うりずんの会」は1日、沖縄防衛局を訪れ、新型コロナウイルスの影響で中断している埋め立て工事を再開せずに、新基地建設予算を国民の命と暮らしを守るために使うよう要請しました。

 沖縄防衛局は、新基地建設の作業員がコロナウイルスに感染したことなどから、4月17日から工事を中断しています。

 オール沖縄会議の高里鈴代共同代表は、感染拡大から国民の命と暮らしを守るため「医療や社会保障制度の充実に向けた政府の責任と予算の確保は喫緊の課題だ」と指摘。不要不急の基地建設を再開することなく直ちに中止し、その分の予算をコロナ対策にあてるべきだと求めました。

 応対した田中利則局長は、感染した作業員は回復し、他に感染者はいないと説明。また、辺野古の米軍キャンプ・シュワブ内で米軍人の感染者は確認されていないと明らかにしました。一方、工事の再開時期は決まっておらず、現場と調整を進めて判断すると述べるにとどめました。

 「うりずんの会」からは、国民民主党の屋良朝博衆院議員が参加しました。


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