2020年6月3日(水)
パワハラ防止措置履行を
LGBT法連合会が声明
性的指向や性自認(SOGI)に基づく差別禁止法をめざすLGBT法連合会は1日、SOGIに関するハラスメントや望まない暴露であるアウティングを含めたパワーハラスメントの防止措置が大企業・地方自治体に義務付けられることにあたり、措置履行の徹底を呼びかける声明を発表しました。
改定労働施策総合推進法の6月施行を前に総務省は、法制度が地方自治体にも適用されることを通知。文部科学省の通知では、性的指向や性自認に関する侮辱的な言動やいわゆるアウティングがパワハラに当たることを特記し、教育現場での対応を求めています。
声明では、性的指向・性自認に関連する義務を伴う初のハラスメント防止法制について「制度を定着させるための新たな取り組みが求められる」と表明。新型コロナウイルス感染拡大でアウティングをはじめとするハラスメント被害が起こりやすい状況だとして、企業・団体と連携しながら職場環境の改善に取り組むとしています。