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2020年6月19日(金)

河井氏逮捕 責任の取り方語らず

首相が国会閉会受け会見

 安倍晋三首相は18日、通常国会の閉会を受け、首相官邸で記者会見し、公職選挙法違反(買収)の容疑で逮捕された衆院議員の河井克行前法相と妻の案里参院議員について「かつて法務大臣に任命した者としてその責任を痛感している。国民の皆さまに深くおわびを申し上げる」と述べました。

 しかし、自身の具体的な責任の取り方については語らず、自民党が案里氏側に振り込んだ1億5000万円が買収に使われた疑いについての質問にも直接答えませんでした。

 新型コロナウイルス感染症の検査体制については「抗原検査のさらなる活用も進め、国内の検査体制を一層強化していく」と語りました。

 防衛省が配備計画を停止した地上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」については、「地元の皆さまに説明していた前提が違っていた以上、このまま進めるわけにはいかない」と発言。イージス・アショアを含む今後の安全保障のありようについては「この夏、国家安全保障会議で徹底的に議論し、新しい方向性を打ち出す」としました。

 他方、憲法審査会での改憲条文案をめぐる議論が「今国会においても全く進まなかった」として、コロナ危機の教訓を口実に「目の前の課題を先送りせず解決するのが政治家の責任だ」などとし、改憲論議の推進について長々と自説を述べました。


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