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2020年7月9日(木)

基地強化反対の発信を

渡久地氏 米海兵隊構想示し指摘

沖縄県議会

写真

(写真)代表質問する渡久地県議=8日、沖縄県議会

 日本共産党の渡久地修沖縄県議団長は8日、県議会で代表質問を行い、米海兵隊の新たな部隊構想「フォース・デザイン2030」などを示しながら、県内の米軍や自衛隊の基地強化の危険性を指摘し、玉城デニー知事の見解を問いました。

 渡久地県議は同部隊構想を紹介し、在沖縄海兵隊強化の可能性などを警告しました。

 同時に、軟弱地盤の存在や工費増大で同県名護市辺野古の米軍新建設が困難・不可能という認識が広がる一方、県内での新たな基地強化案が自民党から出てきていることや、安倍政権が敵基地攻撃能力保有の議論を始めようとしていることなどを指摘しました。

 渡久地県議は「県民の(新基地反対の)たたかいの成果と、それを逆手に基地を強化しようとする日米両政府とのせめぎ合いだ」と述べ、「状況をつかみ、知事が明確に沖縄の基地強化は許さないと今から発信していくことが大事だ」と要求しました。

 デニー知事は、沖縄での米軍基地強化や自衛隊基地への中距離弾道ミサイル配備などの負担増加は「絶対にあってはならない。そのような動きには注視し、仮に動きが明確に出てくれば、県としてしっかりと対処方針を示す」と答えました。


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