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2020年7月14日(火)

豪雨被害、共産党議員ら調査

旅館再開期待の矢先

大分・由布で仁比氏

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(写真)被災した旅館を見舞い、要望を聞く仁比氏(中央)ら=12日、大分県由布市

 日本共産党の仁比聡平前参院議員は12日、大分川が氾濫し、各所で住宅が浸水、生活道路が壊れ農地被害も多発している大分県由布市を調査しました。猿渡久子県議、山下魁県書記長らと小野幹雄元庄内町議(合併前)の案内で被災者を見舞い要望を聞き取りました。

 同市湯布院町の湯平(ゆのひら)温泉では橋2本と共同浴場が流出。川に面した旅館や住居の土台が大きくえぐられていました。

 旅館のおかみ(59)は「コロナ禍の中、なんとか再開できると期待していた矢先でした」と言葉を詰まらせ、別のおかみは「もったいないけど、今月の予約はこちらからすべてキャンセルさせていただいた」と苦境を明かし、「壊れた宿や住宅、護岸の工事と湯平へ通じる県道の復旧を急いでほしい」と訴えました。

 仁比氏は相馬尊重(たかしげ)市長と懇談。相馬氏は「いまだ全容はつかめていないが農地441カ所、水路93カ所、農道42カ所が被害に遭い、市道も150カ所近くやられて復旧が追いつかない。一方で自宅裏山が崩れて土砂が流入したなど公的支援が届かない小規模被害が多い」と述べ、「生活道路である県道とJR久大(きゅうだい)本線の早期復旧を強く望んでいる」と語りました。

 仁比氏は「コロナに加えての大災害。農家負担のない農地復旧と生活の再建、そして観光地を守るため、国や県の特別の支援が必要です。私たちも頑張る。声を上げてほしい」と呼びかけました。


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