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2020年7月23日(木)

医療従事者に支援を

米看護師 164人分の靴並べ追悼

 【ワシントン=遠藤誠二】米国最大の看護師労組「全国看護師組合」(NNU)は21日、ワシントンの連邦議会前で、新型コロナウイルスに対応する医療従事者への支援を強める法案成立を求めました。

 看護師たちは、新型コロナの感染で命を落とした看護師164人分の靴を並べ、亡くなった看護師の写真や「看護師、患者、公衆衛生を守れ」と書かれたプラカードを掲げました。

 民主党が多数を占める下院では5月、3兆ドル(約320兆円)におよぶ総合的新型コロナ対策法案(ヒーローズ・アクト)が採択されましたが、上院では共和党の反対で採決に至っていません。同法案は、医療従事者やエッセンシャルワーカー(感染拡大下でも必須な労働者)に対する助成金支給や、生活困窮者支援などを盛り込んでいます。

 コルテスNNU議長は、看護師たちは不十分な防護具で看護にあたっていると告発し、「議会は必要な対策を講じるべきだ」と主張しています。


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