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2020年7月31日(金)

「今こそ全労連の出番」

女性初 新議長に小畑氏

定期大会が閉幕

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(写真)全労連大会で「団結頑張ろう」の唱和を呼びかける小畑議長=30日

 オンラインで開かれた全国労働組合総連合(全労連)定期大会は30日、新議長に小畑雅子、新事務局長に黒澤幸一の各氏(いずれも新任)ら新役員を選出して終わりました。労組の全国中央組織で女性トップは初めて。小畑氏は現在、全日本教職員組合(全教)委員長。黒澤氏は日本医労連出身で北海道労連議長などを歴任しています。

 あいさつした小畑氏は「コロナ危機のもと、少人数学級や医療・保健所体制の強化、誰もが8時間働けば暮らせる社会、全国一律で1500円以上の最低賃金など、全労連が掲げてきた要求が非常に重要であることが明らかになった。一方で財界や政府は、新自由主義政策に固執しており、せめぎ合いの時代だからこそ全労連の出番だ」と訴えました。

 全労連の要求に確信を持って全国の地方労連と単産組合が力を合わせて運動を進めようと呼びかけ、「コロナ危機を乗り越え、憲法に基づき、働く者、国民の命と暮らしを守る社会を実現していこう」と呼びかけました。

 これに先立つ討論で単産・地方の代表が、コロナ禍で労働者・国民を守る役割を発揮した運動について発言。「感染の不安を抱えた労働者の要求に応えるたたかいを通し、組織でも多数派をめざす」(郵政ユニオン)、「自粛はしても萎縮しない。密は避けても仲間との心の距離は密にして頑張る」(愛知)と述べ、要求実現と政治の転換をめざす決意を語りました。

 討論のまとめに立った野村幸裕事務局長は、「声を上げれば変えられる時だ。国民・労働者の希望を実現するために共に行動しよう」と呼びかけました。


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