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2020年8月9日(日)

“なぜこんな事業者に国は許可を”

京都・福知山のパーム油発電被害

倉林副委員長が住民と懇談

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(写真)三谷代表(左端)の説明を受ける(右へ)倉林、山内の両氏=8日、京都府福知山市

 日本共産党の倉林明子副委員長・参院議員は8日、京都府福知山市を訪れ、近隣住民が悪臭や騒音の被害を訴えるパーム油発電所(三恵福知山バイオマス発電所、同市土師新町)を視察し、住民らと懇談。山内健衆院京都5区候補、福知山市議らが同行しました。

 「三恵パーム油バイオマス発電所被害者の会」の三谷義臣代表が、騒音、悪臭、ばい煙、低周波音によるめまいや睡眠障害、ストレスによる体調不良など、被害の実態を説明。また、事業者の虚偽の説明など不誠実な態度や、国による再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度(FIT)のガイドライン違反などを指摘し、「なぜこんな事業者に国は許可を出したのか。FITの規制を強めなければ、再エネビジネスに群がる業者が制度を食い物にしている」と告発しました。

 懇談には特に被害の激しい十数軒の住民が参加。「あまりぐっすり眠れない。コロナで換気をと言われても、臭いで窓が開けられない」「騒音と臭いで家に帰るのが嫌。ばい煙など、将来子どもにどう影響するのか不安」「一事業者の経営を守るために、行政はわれわれを犠牲にする。企業は地域と共存すべきものではないのか」「現在は発電所が止まっているが、いつ動きだすかと常に不安」など、切実な声が次々と出されました。

 倉林氏は「FIT制度そのものの規制の強化は必要。憲法で保障されるくらしと人権が守られるよう取り組みたい」と述べました。


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