2020年8月12日(水)

沖縄　感染者累計１２４２人

デニー知事、検査拡充など発表

　沖縄県の玉城デニー知事は、１１日、県庁で記者会見し、在沖縄米軍関係を除く県内の新型コロナウイルス感染が新たに６４人確認されたことを発表しました。県内の累計感染者数は１２４２人になりました。デニー知事は、「医療現場の負担は非常に大きい」として新たな病床の確保、検査体制の拡充を行うことなどを発表しました。

　デニー知事は、現在の計画では２００床としていた病床を４２５床に引き上げ医療提供体制を強化。軽症者・無症状者用の宿泊療養施設も２１０室から３４０室に拡充すると述べ、検査体制拡充についても、ＰＣＲ検査等を受けられるクリニックなどと契約を進めていると表明しました。

　デニー知事は、「医療提供体制の確保と、感染防止対策の強化に、さらに引き続きスピード感をもって取り組む」と述べました。

　県内では７月以降、計１１００人の感染者が確認されており、１０日には、新型コロナウイルスに関連した３人の死亡も発表され、死亡者数は計１０人になりました。

　在沖米軍関係では、１１日、新たに嘉手納基地（嘉手納町など）で１人、キャンプ・コートニー（うるま市）で１人の感染が確認され、在沖米軍関係の感染者は累計３１７人になりました。