2020年8月29日(土)
沖縄「緊急事態」延長
コロナ対策 知事「来月5日まで」
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沖縄県の玉城デニー知事は28日、県庁で記者会見を開き、県内で拡大が続く新型コロナウイルス感染の防止対策として、29日までとしていた県独自の緊急事態宣言を来月5日まで1週間延長することを発表しました。デニー知事は「引き続き一丸となって感染予防対策に集中して取り組む」ことを県民に向けて呼びかけました。
県内の米軍関係者を除く新型コロナ感染者数は28日に新たに43人が確認され、累計2056人。在沖縄米軍関係者は新規に11人確認され、累計383人となりました。
延長された期間は、人の行き来が増えることが予想される31日から始まる旧盆(~9月2日)の時期と重なっています。デニー知事は、今回の延長を「警戒を続けながら感染の収まりを見極める警戒監視期間」と位置付けました。
デニー知事は医療提供体制について、8月中旬をピークに改善傾向にあるものの、引き続き逼迫(ひっぱく)していることを指摘。今後も「医療機関への負荷が一気に高まる危険性がある」ことなども、延長の理由として説明しました。
デニー知事は「引き続き医療提供体制の拡充と、感染拡大防止対策に全力を挙げる」と述べました。