2020年9月6日(日)
「安倍政治」終わらせよう
党比例予定候補ら 各地で訴え
北九州で田村貴昭議員
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日本共産党の田村貴昭衆院議員は5日、北九州市小倉北区で街頭演説をしました。来たるべき総選挙で「安倍政治」との決着をつけるとともに、来年1月に迫る北九州市議選の勝利に向け、大石正信市議予定候補とともに訴えました。
田村氏は、菅官房長官が安倍政権の路線継承を発言したことについて、強権政治、政治の私物化を続けさせてはならないと強調。「個人の尊厳、命、暮らし、営業が大切にされる政治の転換こそが求められる」と強調しました。被災者生活再建などでの野党の共同を紹介し、「総選挙で与野党を逆転させ立憲主義を取り戻すため力を合わせよう」と呼びかけました。
大石氏は、コロナ対策のPCR検査の徹底を訴えました。安倍政権と直結し、下関北九州道路計画などを進めてきた北橋健治市長を批判、市政転換への決意を語りました。
商店街前で演説を聞いていた女性(76)は「72歳まで働いたけど子育てに必死で貯金は残らなかった。菅さんは考えていることがわからず怖い印象。人柄の温かい田村さんに本当に期待しています」と話しました。
両氏は北九州憲法共同センターの署名行動に合流。「憲法を蹂躙(じゅうりん)してきた政治とお別れしよう」と訴えました。署名をした女性(29)は「誰が首相になっても自民党であれば一緒かも。(総選挙で)野党は改憲反対で候補を一本化してほしい」と語りました。
名古屋で本村議員
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日本共産党愛知県委員会と本村伸子衆院議員は5日昼、名古屋市中区の繁華街で街頭宣伝に取り組みました。「市民と野党の共闘で新しい政治を」と書いた横断幕を掲げ、県勤務員が党の政策ビラを配布しました。
本村議員は「安倍首相の辞任は、コロナ対応に失敗し、内政・外交など、あらゆる点で行き詰まった結果です。改憲と立憲主義の破壊、大増税、侵略戦争美化など『安倍政治』を一掃することが大切です。自民党総裁選の3候補は閣僚や自民党役員として安倍政治を進めてきた人です」と強調。「日本共産党は民主主義・立権主義の回復、消費税減税など七つの提案をしています。総選挙で、市民と野党の共闘を勝利させ、日本共産党を躍進させてください。安倍政治を終わらせるため日本共産党を大きくしてください」と訴えました。
本村議員の訴えを熱心に聞いていた女性2人は、「ウソやごまかしの政治を変えてほしい」「自民党総裁選の3候補とも安倍首相と同じようなことを言っている。自民党の政権では日本は変わらない」。昨年の参院選で自民党に投票したという男性(65)は「安倍首相は『桜を見る会』疑惑から逃げ回っていた。自民党も追及せず首相を擁護していた。次の首相にも期待できない。総選挙では自民党以外に投票しようと思う」と話しました。
茨城で梅村比例予定候補
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日本共産党の北関東ブロック第3次キャラバン宣伝が5日、茨城県鹿嶋市から始まりました。梅村さえこ衆院北関東比例予定候補は午前中、立原弘一、川井ひろ子両市議と共に市内4カ所、午後は神栖市で関口正司市議と2カ所で訴え、同市では集いも開催されました。
梅村氏は「森友問題をめぐる公文書偽造は、安倍首相の『私も妻も関わっていない。関わっていれば首相も議員も辞める』との答弁から始まった。政治の私物化を終わらせるためには安倍政治を終わらせることが必要だ」と強調。「総選挙は野党連合政権で新しい政治をつくるチャンス。日本共産党を比例で大きく伸ばしてください」と呼びかけました。
スーパー前で足を止める人や、車からのクラクションなど反応が寄せられました。
小学生を連れた女性は「子どもたちの行事が次々と中止・延期になっており、おとなが声を上げようという話に引き込まれた。頑張ってください」と話していました。
札幌で小選挙区予定候補ら
「行き当たりばったりのコロナ対策の間違いを正し、命と暮らしを守る政治へ根本的に切り替えましょう」―。日本共産党の橋本みか衆院北海道5区予定候補は5日、村上仁札幌市議団長、札幌市厚別区の女性後援会とともに、新札幌駅前で訴えました。
鮮やかなピンクのスカーフを巻き、「未来への希望を子どもたちにつなぐ橋本みか」と似顔絵入りの横断幕を掲げたメンバー。「しんぶん赤旗」日曜版の見本紙を道行く人に配り、リレートーク。戦争法廃止や憲法を守ろう、少人数学級実現をと呼びかけました。
安倍首相辞任の根底にあるのは、安倍政治があらゆる分野で行き詰まった結果と橋本氏。「“アベ政治を許さない”と真正面から訴えてきた党として国民とともに新しい政治の実現に力を尽くします」と表明しました。「総選挙で、市民と野党の共闘と日本共産党の躍進によって安倍政治とのたたかいに決着をつけ、野党連合政権への道を開いていきたい」と語りました。