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2020年9月9日(水)

台風被害 収穫直前 ゴマ打撃

鹿児島・喜界島 田村、まつざき氏ら調査

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(写真)男性(左)からゴマの被害状況を聞く(右へ)まつざき、田村、良岡の各氏=7日夕、鹿児島県喜界町

 6日の台風の影響による鹿児島県の奄美群島、喜界(きかい)島(同県喜界町)での農業被害について7日夕、日本共産党台風10号対策本部の田村貴昭事務局長・衆院議員、まつざき真琴対策本部委員(衆院九州・沖縄ブロック比例予定候補)が農家から状況を聞きました。良岡理一郎・党町議が案内しました。

 気象庁によると6日午後0時49分に最大瞬間風速41・2メートルを観測するなど暴風が吹き荒れた喜界島。生産量日本一を誇るゴマは収穫期直前でした。

 喜界空港から北東へ車で約20分。畑のゴマが暴風で倒れていることを調査団は確認しました。被害を受けた女性(83)は「全然芽が出なくて、今年は種まき4回目だった」と話しました。

 順調に育てばゴマが150キロ(45万円)収穫できるという、サトウキビとゴマを生産する男性(74)は「今年はほとんどダメ。あと1、2週間したら豊作やったのに」と肩を落としました。初夏の長雨が続き、種まきが遅れたため、実をつける前に大打撃を受けました。

 ゴマが気象災害などを補償する共済の対象品目に入っていないことを確認した田村氏は「国会で取り上げたい。気候変動による収穫減だから、何らかの支援策をつくる必要があります」と応えました。


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