しんぶん赤旗

お問い合わせ

日本共産党

赤旗電子版の購読はこちら 赤旗電子版の購読はこちら
このエントリーをはてなブックマークに追加

2020年9月24日(木)

改憲問題新たな局面

九条の会声明 敵基地攻撃許さず

 「九条の会」は23日、「安倍政権の終わりと改憲問題の新たな局面を迎えて」との声明を発表しました。

 声明は、市民の粘り強い行動と野党の頑張りが、安倍前首相の念願である明文改憲の策動を押しとどめ、事実上挫折に追い込んだと主張。一方で、改憲は「冷戦終焉(しゅうえん)以降、自衛隊をアメリカの戦争に加担させようと圧力をかけてきたアメリカや財界、右派勢力の要請に基づく」もので、「安倍首相が辞任したからといってこれらの危険がなくなるわけではない」と警告を発しています。

 また、菅政権が安倍改憲の完遂を公約に掲げ、さらには「敵基地攻撃能力」の保持を強行しようとしていると指摘。敵基地攻撃能力保持は「自衛隊が米軍とともに海外で戦争する軍隊になることをめざすものであり、9条を破壊する許すことのできない暴挙」と厳しく批判しています。

 声明は「改憲問題は新たな局面に入った」と強調し、安倍改憲の強行を阻んだ市民の力に確信を持ち、改憲発議阻止の緊急署名に改めて取り組むとともに、「敵基地攻撃能力保持という9条破壊を許さない、という声を挙げていこう」と呼びかけています。


pageup