2020年9月30日(水)
設計変更申請書の縦覧終了
県に意見書 24日までに6000件
辺野古新基地
沖縄県は28日、同県名護市辺野古の米軍新基地建設をめぐり、防衛省沖縄防衛局が県に提出した設計変更申請書に対し、縦覧開始日の8日から24日までに、5992件(速報値)の意見書が県に提出されたと発表しました。
2013年の同新基地建設の埋め立て申請書に対する意見書(3371件)を大きく上回りました。
県によると、意見書は県外からも届きました。意見書を提出できる縦覧期間は28日に終了。同日(消印有効)までに提出された意見書数も今後公表する予定で、さらに増える見込みです。
日本政府は、同新基地反対の県民の圧倒的な民意に応えずに建設を強行していますが、埋め立て予定地で軟弱地盤の存在が明らかになり、地盤改良工事などのために4月に同設計変更申請書を県に提出しました。
玉城デニー知事は集まった意見書などを参考に、申請の承認・不承認を判断しますが、承認しなければ地盤改良工事はできず新基地建設は進みません。
新基地建設阻止を目指す「オール沖縄会議」などは、デニー知事が不承認とする際の後押しをするため、申請書の問題点を指摘する意見書の提出を広く呼びかけていました。