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2020年10月1日(木)

大阪市廃止問う住民投票の広報

公正な判断へ是正求める

明るい会など

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(写真)副首都推進局(左)に申し入れ書を提出する(右から)中山、福井、荒田の各氏=30日、大阪市役所

 大阪市を廃止・分割することの是非を問う住民投票をめぐり、「明るい民主大阪府政をつくる会」(明るい会)と「大阪市をよくする会」(よくする会)は30日、大阪市役所を訪れ、松井一郎市長に対し、「公正・中立」の立場を逸脱した広報のあり方に抗議し、賛否の意見を反映した、市民が「公正な判断」ができる内容への是正を求める申し入れ書を提出しました。申し入れは、明るい会の荒田功事務局長、よくする会の福井朗事務局長、中山直和事務局次長が行いました。

 申し入れ書は、「住民説明会」が「賛成」の立場一辺倒になっており、開催回数も大幅に減らされていること、市内各戸に配る説明パンフレットの内容が、まるで維新の会宣伝物と見間違うような一方的な内容になっていることなどを指摘。反対意見の反映や「公正な判断」ができる内容への是正は当然と述べ、速やかに「住民説明会」の運営と内容を是正して、説明パンフレットは回収し「反対」を含む幅広い意見を反映したものへ変更するよう強く求めています。

 申し入れ後、市役所内で記者会見した荒田事務局長は「説明パンフにしても『住民説明会』にしても、ほぼデメリット、反対意見を排除して、あまりにも偏りすぎている。これで住民投票が行われたら、結果は民意が正しく反映されるものにはならない」と批判しました。


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